白内障とは、目の中でカメラのレンズの役割を持つ「水晶体」という部分が濁って白くなる疾患です。
水晶体は目に入ってきた光を屈折させて網膜に届ける事で、人は物を見る際にピント調整が可能になります。
しかし、水晶体が濁り、光を十分に通さないことで見え方に支障をきたします。
正常
水晶体は光をよく通す。
白内障
水晶体が濁り、光を十分に通さない。
原因
白内障の原因は、加齢による水晶体の変性が最も一般的であり、タンパク質の異常が水晶体を濁らせます。
糖尿病も白内障の原因となることがあり、高血糖状態が水晶体の変性を引き起こします。
また、眼の外傷や長期間のステロイド使用も白内障を引き起こす可能性があります。
症状
白内障の症状は「視界のかすみやぼやけ」、「色の変化」、「光のまぶしさ」、「夜間の視力低下」などがあります。特に視界がかすむことにより、日常生活が制限され、運転や読書などの活動に支障がでてきます。
治療
現在の治療方法としては薬剤では完治できませんので、日常支障が出る程度に白内障が進行すれば、白内障手術のご検討が必要になります。
今おこなわれている最も一般的な手術の方は、「水晶体超音波乳化吸収術」および「眼内レンズ挿入術」といいます。
特殊な超音波の器械で水晶体を細かく砕き、そこに眼内レンズ(単焦点・多焦点眼内レンズ)という小さなアクリルレンズを埋め込みます。症状にもよりますが、手術に要する時間は10〜20分程度となっています。
白内障の症状が日常生活に大きな制約を与える場合
白内障によって視力が著しく低下している場合
白内障の進行が早い場合
白内障によって趣味や仕事に支障をきたす場合
他の目の疾患と併存し、眼科医が白内障手術を優先した方が良いと判断した場合
実績について
当院では白内障手術(単焦点・多焦点眼内レンズ)を数多く行っています。患者様のライフスタイルやご希望に沿った治療をご提案いたします。難症例や硝子体手術との 同時手術に対応
開院当時より数多くの手術を行ってきた経験をもとに、難症例や硝子体手術との同時手術にも対応しております。患者様の状態を常に把握し、なるべく負担がかからない手術を目指しています。設備について
当院では新しい設備を整えており、常に患者様お一人おひとりに適した検査・治療を提供できるように心掛けております。1.検査予約
・検査予約時の留意点(コンタクトレンズ利用者)のご説明
・検査予約時の留意点(メガネ利用者)のご説明
2.適応検査
・検査項目のご説明
3.術式決定
・手術前の留意点のご説明
4.手術
・手術当日の流れのご説明
・手術の留意点のご説明
5.術後検査 手術翌日
・術後の留意点のご説明
・検査項目のご説明
6.定期検診 手術後 1、3、6ヶ月
・定期検診時期
・検査項目のご説明
・近眼視のリスクのご説明
白内障は主に手術によって治療が行われます。小さな切開から濁った水晶体を超音波で砕いて取り出し、その代わりに人口の水晶体である眼内レンズを入れる方法で行われます。
白内障手術によって摘出した水晶体の代わりに挿入される眼内レンズには「単焦点眼内レンズ」と「多焦点眼内レンズ」の2種類があります。
それぞれの眼内レンズに特徴がありますので、患者様のライフスタイルやご希望の見え方に合わせて眼内レンズを選択することが大切です。
単焦点レンズ
白内障手術後は調節機能がなくなるため、焦点(ピント)が合う範囲が1点になります。患者さんはご自分の生活スタイルに合わせて、見え方を相談させていただきます。(遠方・近方・中間など)
多焦点(遠近両用)眼内レンズ(選定療養)
多焦点眼内レンズは、遠くと近くが見える遠近両用眼内レンズです。眼鏡を必要とする頻度をかなり減らすことができます。
単焦点眼内レンズ(保険適応)の場合
お気軽にお問い合わせください
選定療養対象の多焦点眼内レンズの場合
お気軽にお問い合わせください
※完全自費の眼内レンズはございません