角膜は無色透明な5層からなる膜で、眼球に光を取り入れる窓のような役割や、水晶体とともにカメラのレンズのような役割を持っています。この膜が傷ついたり、変形したり、濁ったりすると眼の中に光を取り入れることができなくなってしまいます。
この様な場合に角膜移植が行われます。手術時間は1時間位で点眼麻酔または局所麻酔で行います。
海外角膜を利用することで手術予定日を決めて角膜移植を行っています。
【全層角膜移植(DKP)】
角膜全てを切除し、提供された角膜と置き換える方法です。角膜混濁の程度が強い場合に行われます。
【表層角膜移植】
角膜内皮を残し、濁った表層部分のみを切除する方法です。
【角膜内皮移植(DSAEK)】
角膜内皮だけを移植する方法です。内皮細胞の機能が障害されている場合に行います。
1987年~2022年 全層移植203件、表層移植70件、DSAEK21件